昨日、トイレでシッコとうんちを頑張ってくれて、息が荒くなってしまった麒麟だったけど、少しずつ落ち着いて1階の居間の座椅子で寝てくれた。
お風呂あがって、一緒に寝ようって麒麟を抱っこして2階に連れてきて、お布団に入ったら足元の方に潜っていった。
息が苦しくない?大丈夫?って覗いたら、凄い勢いで出てきた。
床に下ろしたら廊下に出てへたり込んで、息がとても荒かった。
床に寝っ転がっても体勢が落ち着かないようで、横になったりうずくまったりを繰り返す。
座椅子の方が居心地がいいかもと1階まで抱っこ。
落ち着いて寝てたんだから、無理して連れてこなきゃよかったと山のような後悔に苛まれながら。
座椅子に降ろしても息が荒く苦しそうだったから、ハル様が遺してくれた酸素缶をダッシュで取りに行って麒麟に吸ってもらった。
2缶目くらいで少し落ち着いてくれた。
布団を1階に運んで麒麟の横で寝ることにした。
そっと触って感触を確認して寝たけど、夜中に物音で何度か目を覚ました。
麒麟が座椅子から降りて寝てた。
その都度触って名前を呼んでまた眠る。
うつらうつらしながら朝になった。
コタツの下でうずくまる麒麟の呼吸が弱かった。
頭が下がっていると辛そうなので、蹴りぐるみを枕代わりに入れてあげた。
ママりんに麒麟の呼吸が弱いことを伝えて、今日は昼に早退するって伝えた。
しばらく麒麟の側で撫でていて、麒麟がじっと見つめてくれた。
口の横を撫でられるのが大好きだったから、ゆっくり撫でてたら気持ちよさそうにしてくれた。
仕事行く支度して戻ったら、麒麟がトイレの中でへたり込んでた。息も荒かった。
頑張ってシッコしてくれてた。
なんて偉い子なんだろうってたくさん褒めた。
朝ごはんを食べようとした時、急に麒麟が大きく一声鳴いた。
びっくりして駆け寄ったら、息ができないようで口を大きく開けてた。
抱き締めて名前を呼んで。
じーっと見つめてくれた。
一つ大きく息を吐いて、呼吸が止まったかと思って泣き出したら、小さく吐き出してくれた。
そこからは名前を呼ぶと返事のように小さく息を吐いて、それがだんだん間遠くなってゆっくり止まった。
カイヌシの腕の中から旅立ってくれた。
たくさんたくさんありがとうと大好きと愛してるを伝えた。
頑張ってくれてありがとう。
出逢ってくれてありがとう。
大好きですよ。って。
最後は苦しまずに旅立てて良かった。
抱き締めて旅立たせることができて良かった。
きっと麒麟がカイヌシの事を思ってその時間を今日という日を選んでくれたんだよね。
仕事に行く前の時間。
今日なら休めるっていう日。
ねぇねぇのために選んでくれたんだよね。
ありがとね。
最後の最後までカイヌシ思いの麒麟さんだね。
ねぇねぇがいない時に旅立ってしまったら、ねぇねぇが死ぬほど後悔してやりきれなくなるか分かってたから。
ありがとね。
きーちゃん。
出逢ってくれてありがとう。
うちの子になってくれてありがとう。
きーちゃんと出逢わなければ、ねぇねぇは猫と暮らしていなかったかもしれない。
ハル様を見送って、しばらく猫は飼わないって思ってたから。
そんなねぇねぇの前に疥癬でボロボロの痩せこけた麒麟さんが、出ない声でニャアって鳴きながらエアーフミフミして一瞬で心を決めてくれた。
きーちゃんがいなかったら、アロマも小梅も今ここにいないかもしれない。
誰にでも愛想が良くて、可愛がられたきーちゃん。
アロマも小梅も受け入れてくれてありがとう。
2にゃんの間を繋ぐ要になってくれてありがとう。
11:30、マロンもお世話になった霊園でお空に還っていきました。
きーちゃん。
ねぇねぇはあなたにかける言葉がありがとうと大好きばかりです。
本当にありがとう。
一緒に生きてくれてありがとう。
また会えるよね?
早く帰ってきてね。
生前最後の写真
よく頑張ってくれたね。
たくさんのお花に囲まれて。
美味しいって食べてくれた銀スプと金のだしカップと猫草代わりの玉竜を、いつもお水を飲んでくれてたお猪口に入れて持って行ってもらった。
きーちゃん、8年間ありがとう。
愛してるよ。
また会おうね。
またね。